story01-08 of フタガミ家づくり STORY

—「いま建てんとどうする!」  両親のため住み慣れた地にー

 生まれ育った地に、自分の手で新しい家を造る。次の世代も、また次の世代もこの地で平穏に暮らし続けていけるように――
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 無事に神事を終えた後は、みんなで森林組合の工場へ。今、伐った木がこれからどういうふうに家の柱材になっていくのか、その過程をじっくりと見学した。バウムクーヘンのような丸太の断面は、真ん中のピンクがかった茶色い部分を「心材」というそうで、まさにその木のハートに当たる。しかし、強度に限っては、その周りの白い部分の方が強いため、その木をどこの柱に使うかによって加工の仕方も違ってくるのだそうだ。森林工場見学は初めてで、勉強になることばかり。梼原のこの工場は、環境問題が今ほどかまびすしく言われる前から、持続可能な森林資源の生産と木材の付加価値を高めるための「森林認証制度(FSC)」を取得していたそうで、その先見性にも驚かされた。
 家を一軒建てるごとに、社員も施主さんもみんなが実際に伐採の現場へと足を運ぶことで、梼原の木を本当に愛し、その良さが分かる人を育てようというのがフタガミのやり方。そうした地道な取り組みが県土の84%を占める高知の森林の可能性を広げるのだということを、あらためて感じた一日だった。