story02-06 of フタガミ家づくり STORY

ー引き継がれる職人の技  営業マンの情熱も支えにー
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 建前の日はどこの現場でも10人以上の大工が来て、一気に家の骨組みをつくりあげていく。この日も棟梁の福原さんを入れて11人の大工と、瓦職人が5、6人、それにクレーンを操る人が朝7時ごろから作業に入り、道から少し奥まったところにある現場に、クレーンで次々と重い部材を運びおろし、急ピッチで工事が進められた。朝、作業が始まる前の時点では基礎部分しかできておらず、柱の1本も立っていなかったのが、午前11時ごろには右の写真のように、既にばっちり一階部分の骨組みがほぼ完成していた。「とにかく、建前いうたら、建て始めて、その日のうちに屋根まで終わらすがやき」と聞いてはいたが、本当にあれよあれよという間に家が組み上がっていく光景は壮観で、現場には緊張感が漂っている。どの職人さんも真剣そのもの。無駄話などもなく、ひたすらせわしなく動く。大工さん、瓦屋さん、クレーン屋さん。役割は違うが、この家を今日じゅうに形づくろうという一体感に包まれているのが伝わってきた。
 その思いは職人さんだけではない。現場の片隅で見慣れた顔を見つけた。フタガミ住宅部の営業マン、長谷部知孝さん(51)だ。銀行マンからフタガミ社員に転身して今年で丸10年。住宅部の営業マンとしては3年目で、自身で受注した物件としてはここがちょうど10棟目という。「建前」の日に、営業マンが立ち会う必要は必ずしもない。熱心な営業マンほど、気持ちとしては、自分のお客さんの家づくりの記念すべき瞬間を見ておきたいと思うだろうが、長谷部さんの場合はその気持ちが半端ではない。職人さんたちと同じく朝7時から来て、作業がすべて終わる夜の6時ごろまでずっと現場でスタンバイ。職人さんと、施主さんの間を行き来して、その両方に心を配り、少しでも自分にできることを手伝おうと、現場の下にたまった水をバケツですくっては捨てる作業をしたり。休む間もなく働いている。ちなみにこの日、世間は祝日だったのだが‥。