story02-07 of フタガミ家づくり STORY

ー引き継がれる職人の技  営業マンの情熱も支えにー
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 「銀行の営業もやったけど、住宅メーカーの営業マンがいちばんきつい。体力とプレッシャーとストレスとの闘い。けんど、その分、いいお客さんに巡り会うたときの幸せはなんとも言えん。そのために全力投球でやりゆうんです」
 ひょうひょうとした雰囲気の長谷部さんだが、眼鏡の奥の目はとても優しい。このシリーズの第1弾で紹介した南国市の沼龍晃さんのお宅も、長谷部さんの担当だったが、いつ、どこの現場で会っても、「全力投球」という言葉がぴったりとくる人だ。
 住宅メーカーの営業マンがいちばんきついというそのわけを聞くと、「なんというか、自分の人生をさらけ出さんと、普通、家らあ建ててくれん感じするじゃないですか」という答えが返ってきた。さらに、「自分とこの会社で家を建ててもらうということは、その方と一生のお付き合いになる。いや、一代で終わりじゃなく何代にもわたって住んでもらうことを考えると、一生どころか永遠のお付き合いですよ。そう考えると、双方(住宅メーカーと施主さん)に覚悟がないといかん」と自分自身に言い聞かせるように話す。
 住宅展示場で出会ったお客さんは数多けれど、契約にまで至るお客さんはなかなか。それには営業マンである長谷部さん自身も妥協しないからという側面もある。このお客さんだったら、本当にフタガミで建てる木の家の良さを体で感じ、内部のデザインなどについても納得のいくまで話し合って、家族代々長く住んでもらえる家を一緒につくっていくことができるー。そう感じたお客さんと出会ったときこそが長谷部さんらフタガミ住宅部の営業マンの最高の喜び。住宅メーカー任せではなく、施主さんにも徹底的に、そして積極的に自分の家づくりにかかわってほしい。施主さん自身に梼原の森まで足を運んでもらい、家の大黒柱となる木を自ら切り倒す伐採祈願祭を行う意味もそこにある。だからこそ、祝日であっても家づくりの節目となる「建前」にもとことん付き合う。そうした積み重ねが一営業マンと施主さんとの深い信頼関係を形づくっていく。そうした姿勢もフタガミならではの企業風土と言えるだろう。
 この芸西村の現場の施主さんは、谷岡龍さん(36)。妻の和美さん(33)と長男の奏瑠(そうる)君(6歳)、妹の桜ちゃん(四つ)の4人家族と、龍さんの父母の祥造さん(64)とが幸さん(60)がともに暮らす2世帯住宅を新築することを決めたのだ。