story03-13 of フタガミ家づくり STORY

昭和にタイムスリップ?! ドアの向こうは曾ばあちゃん家
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 母屋はほとんどが赤松でつくられているそう。一階の天井はこんな風になっており、蛍光灯への配線も今ではなかなか見られないものが、ここでは今も現役で使われている。
 ここで、この母屋の主、良子さんに登場を願うと、「わたしゃあ、この歳で、この土地に生まれて、今も(この土地に)おりますから」ときっぱり。噂に違わず、記憶力は抜群! 昭和20年代の家づくりをしっかりと覚えているようだ。
 「昔は、漆喰らあもなかったき、藁を刻んで、フノリをしいて、それを石臼でついてやりよったぞね。私は子どもをおんぶして、左官さんの手元を手伝いましたよ。ここいらの昔の家は、長押(なげし)らあもぜんぶ松。けんど、赤松は戦時中の油がない時代に脂が取れるきに言うてぜんぶ取られてしもうてのうなったわね」
 多くの人がモノクロでしか見たことのない風景を、昨日のことのように、はきはきとした言葉で話す。元気はつらつの頼もしい、スーパー曾ばあちゃんだ。