ご相談・お問い合わせは<マルニガーデン>TEL:088-864-1202

GARDEN ROOMS(ポールスミザー事務所)デザイン/高知F邸事例

お客さまの要望

ガーデニング歴数十年のFさん。自分で試行錯誤してやってきた庭づくりですが、今までとは違った視点で庭づくりをしてみたくなりました。
もともと人を呼んでにぎやかに時間を過ごすことが好きなFさん。

  • 15人くらいが座って食べたり飲んだりワイワイできるお庭が欲しい。犬を飼っているため、人と犬が集える庭が欲しい。
  • 最近は、膝が痛い時もあり、日常の庭の手入も大変なので、手入が楽な庭が欲しい。

と思っていた時に出会ったのが、人も植物も元気でいられる庭作りという考えの、園芸家ポールスミザー氏の本。ポールさんの考えに共感したFさんは、庭をリノベーションすることにしました。


デザインコンセプト

庭を見たスミザー氏が提案してきたのは、以下のようなコンセプトでした。

  • 長年いろいろと自分で工夫して作られている庭なので、機能的には大きく変える必要はない。ただ、必要な時に後付けしたものが多いため、少し使いにくい。それを整理してみる。
  • レンガや石もいい雰囲気なものなので再利用。地元の素材のものを使えば、建物とも馴染む。パーゴラやアーチ・ベンチ・水栓なども建物と全体のバランスを考え、主張しすぎないものを使う。色と導線で建物と庭をスムーズにつなぐ。
  • 植栽もいろんな素晴らしい植物があるので、それを株分け・剪定などで活き返らせ有効利用する。古い・大きな植物は掘るとすぐダメになるので、いい木は触らずにそのまま残す。それに沿った設計にする。
  • 華美な装飾は必要ない。そこに必要なもの・必然性からシンプルにデザインを考える。

このコンセプトのもと、人も植物もいごこちの良いナチュラルなお庭ができました。


導線を見直し、快適な時間を楽しむ

料理を作って庭に出したいというリクエストだったので、デッキから降りる階段を作り、作るところと食べるところがスムーズな導線を作りました。また、デッキからの階段を広く取ることによって、庭への導線がスムーズになり、また階段に沢山の人が座ってくつろぐことができるようになりました。


手入れも楽な、たのしめるお庭

地元の石を使った風合いのある石垣の立ち上げ花壇を作り、土を上げれば、手入れも楽で、外からのいい目隠しになるし風も防げます。また、土を立ち上げ、人が回れるアールの花壇を作れば、上下左右いろんな方向から同じ植物が見ることができ、飽きないメリットもあります。


既存の植物を有効利用する

茂りすぎた植物は、余計な土や、周りに着いている雑草を綺麗に洗って取り除いて分ければ、見違えるように元気になります。また、予算が足りないときにも株分けは有効です。


庭のデザインの手順

庭を変えたいと思ったら、まず考えて欲しいことがあるとスミザー氏は言います。

まず庭をどういう風に使いたいのか

庭は家の設計と同じ。例えば子供の遊び場にしたい。友達とくつろぎたい。また、手入れの時間はどの位とれるかなど、まず自分の生活をメモしてみて、どうしたいか自分の気持ちがはっきりするまで、よく考えてみれば、きっと自分にとって良いお庭ができるはず。

一年中楽しめる庭にするには…

春に咲くものを手前におき、秋冬は奥にまとめてしまうと、春を過ぎるとほとんど見るものがなくなってしまう。草や花との組み合わせ、いろんな種類をバラバラに置くなど、いろいろ経験して自分で見つけてみた方がよい。 植物を買ってから考えるのではなく、デザインに時間をかけてみる。 全体の形が出来れば、いろいろ植物の組み合わせが考えられるはず。

現在は、一般のお宅より公共施設を中心に仕事をしているスミザー氏ですが、フタガミでは、そんな彼の考えを引きついで、お客様の庭づくりのお手伝いをさせていただいています。

ポール・スミザー プロフィール

[ガーデンデザイナー、ホーティカルチャリスト]

イギリス、バークシャー生まれ。英国ウィズリーガーデンおよび米国ロングウッドガーデンで園芸学とデザインを学ぶ。1997年に有限会社ガーデンルームスを設立。庭の設計、施工および園芸全般に関するコンサルティングや講師として活躍。原種系の宿根草類を中心とした自然の理にかなったナチュラルな雰囲気の庭づくりには定評がある。八ヶ岳在住。

代表的な実績
2003年 兵庫県「宝塚ガーデンフィールズ Seasons」の設計
2009年 軽井沢絵本の森美術館内「ピクチャレスク・ガーデン」の設計
2013年 「全国都市緑化とっとりフェア」メインガーデンの湖山池ナチュラルガーデン設計
2012年~ 山梨県清里高原「萌木の村」で八ヶ岳の自然と共生する庭づくりを開始。

フタガミとの関わり

ポール・スミザー氏とは、2008年に牧野植物園での講演を依頼して以来、

  • 庭の設計・監理
  • お客様向けガーデニングツアーへの協力
  • フタガミ社員研修
  • オリジナル商品の仕入れ

などの分野で、一緒にお仕事をさせていただいています。