「モノづくり精神」が原点K-obaという名の新オフィス質の良さと温かさを感じさせる高知県産材を用いる朝、広々とした社屋にはラジオ体操の音楽が流れ、高い天井の旧工場内に建てられた各棟から廊下に出てきた社員が一斉に体操をします。きりっとした空気感、工場当時の安全標語看板をところどころに残すオフィスの始業風景。社員が戻っていく場所は、新しさの中にも木の温かみが感じられるガラス張りオフィス。新規3棟は、普段から互いの部署の仕事風景が見えるオープンな作りにしたことで事業部間のコミュニケーション力がぐっと上がったそうです。築40年の歴史を感じさせながらも新しさと躍動感が共存する、対比が印象的な建築デザインです。「高知の建物には、高知の気候風土で育った木が一番」。住宅事業が高知県産材で注文住宅を作り続けて40年超の実績を持つだけあって、このオフィスの主な構造材としても、地元産のヒノキやスギがふんだんに使用されていました。木材は伐採後、二百年以上も強度が増し続ける生きた素材とのこと。出来るだけ ―バーコ3K−oba徹底解剖フタガミ新社屋―社員の手で造り上げた新オフィス
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